この方法はそれほど難しいわけでもなく、誰にでも出来ます。 それに加え、自分の身体を上手にコントロール出来るようになるので、いろいろなところで役に立つと思います。 私は自己催眠という方法を使ってパニックから脱出する事が出来ました。 そして、この方法で同じ苦しみを持つ人たちがパニックから抜け出す助けになればと考えています。 |
まずは注意事項から 病院にて検査をし、異常の無いこと。 以上のことを守ってください。 |
パニックからの脱出方法 |
どうしたらパニック状態にならないのか? それはどうやらストレスが関係しているようです。 そのことを簡単に考えると、まず身体の中にストレスをためる容器があると考えてください。 つまりパニックにならないためには、日常的にストレスをためこまないように、あるいはストレスを解消、消化して自分の中にあるストレスの容器の許容範囲を超えないように、常にストレスが無いあるいは少ない状態にしておけばパニックになることはないのです。 パニックになりやすい人は日常でストレスを解消できなくて、ストレスが常にいっぱいに近い状態なのです。 ここでストレスの解消法として、ヨーロッパやアメリカなどで行われている、自律神経の交感神経を落ち着かせ副交感神経を活発にする訓練方法を紹介します。 これは、自分の意志によってリラックス状態をつくりだし身体をリフレッシュしてストレスを無くそうっていうものです。 これはもちろんパニック障害者にも有効な方法だと私は考えています。 |
自律訓練法とは |
自律訓練法を用いる事で、自分で簡単に身体がリラックスした状態になれる方法です。 心身をコントロールする手段の一つとして有効ではないでしょうか。 この方法は一般的で新聞でもたまに紹介されています。 身体がストレスで満ちている時にこそ、これを試してみる価値があるのではないでしょうか。 なぜ、身体はリラックスした状態が必要なのか? 身体は自律神経によって調子を保たれています。 自律神経の中枢は脳幹部にあり、交感神経と副交感神経という自律神経がバランスよく働いている状態が、いわゆる調子がよい状態です。 身体にストレスが過度にかかるとそのバランスが崩れ、調子が悪い状態になります。 そのための手段の一つとして自律訓練法を用い、身体にかかっている過度のストレスを取り除き、身体をリラックス状態にすることで、脳幹部にある自律神経の中枢を安定させ、調子を回復させるのです。 |
自律訓練法 実践 |
★ なるべく静かな部屋で、身体が寒くないようにして下さい。 ゆったりした服装で、体を締め付けるようなものは外しておきましょう。 ★ 部屋を少し暗くし仰向けに寝て、リラックス出来るような状態になりましょう。 その時、まくら等を使うと良いでしょう。 ★ 次に目を閉じて、ゆっくりとした息づかいで深呼吸をします。 ★ そして、全身の力が抜けた様子をイメージしながら |
★ 右手 体はそのままで、意識だけ右手に集中します。 右手が重くなるのを想像しながら 「みぎてが おもい」 「みぎてが おもい」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 とゆっくり心の中で唱えます。 |
★ 左手 体はそのままで、意識だけ左手に集中します。 左手が重くなるのを想像しながら 「ひだりてが おもい」 「ひだりてが おもい」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 とゆっくり心の中で唱えます。 |
★ 右足 体はそのままで、意識だけ右足に集中します。 右足が重くなるのを想像しながら 「みぎあしが おもい」 「みぎあしが おもい」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 とゆっくり心の中で唱えます。 |
★ 左足 体はそのままで、意識だけ左足に集中します。 左足が重くなるのを想像しながら 「ひだりあしが おもい」 「ひだりあしが おもい」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 「おもい 」 とゆっくり心の中で唱えます。 |
★ 上の「重い」を「温かい」にかえて、右手、左手、右足、左足の順番で同じように繰り返します。 |
★ 最後に、お腹に右手を置いて 「おなかが あたたかい」 とゆっくり心の中で唱えます。 |
◎今、この状態が心と体が一番リラックスした状態です。 ◎日に2、3回、5〜10分かけて実施すると良いでしょう。 ◎とにかく頭の中にイメージすることが大事なので、くり返し行ってみてください。 |
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