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PTSDの原因になる出来事
催眠をした方々には、過去のトラウマに次のような体験がありました。
● 交通事故
● いじめ
● 性犯罪

 

車社会とパニック障害(PTSD)
私が催眠をした中で、自動車の事故がパニックの原因だった方がいました。

数年前の出来事でした。
母親が運転する乗用車の助手席に5歳の息子を乗せ、買い物へ向かう途中でした。

突然、後ろから若い男性が運転する車が追突。
運転していた母親は軽傷でしたが、助手席に乗っていた子供は運悪く亡くなってしまいました。

母親はその後の治療の中で「PTSD」と診断されました。
しかし、事故とPTSDの因果関係が立証されない限り、「事故によるPTSD」との認定も難しいでしょう。

過去の交通事故体験が原因で「PTSD」になる方は、かなりの数に上ると思われます。
今後、益々このような事例が増えることと思います。
しかし、このようなケースを扱った保険が確立されていないのが実状です。

 

いじめとパニック障害(PTSD)
パニックの原因として、過去のトラウマに「いじめの体験」によるものがありました。

たかが「いじめ」と思っても、様々な「いじめ」があります。
暴力、無視、いたずら、嫌がらせ…

いじめを受けた者にとっては、我々が想像する以上に深刻な心の状態になります。
その受けたいじめが原因で「引きこもり」にもなりますし、あまりにもひどいいじめを受けるとパニックの原因になる事もあります。

このサイトを理解された方は、過去に受けたトラウマ体験が心理バランスの崩れに影響するということを知っているので、現在のパニック症状は過去に受けた「いじめ」が原因と理解できるでしょう。

しかし、このホームーページを見ていない人や理解出来ない人は、突然のパニック症状が過去の体験によるものだと理解できるでしょうか?

このような事例は少なからずあります。

 

性犯罪とパニック障害(PTSD)
中学生になる女の子と、その子の母親が私を訪ねて来ました。

小学1年生の頃女の子は痴漢にあい、その痴漢に精液をかけられたそうです。
ほかのクラスでも数件同様の事件があったそうですが、犯人は捕まらなかったそうです。

7年ほど経ったある日、その女の子は偶然にもあの犯人と遭遇したのです。
「捕まえて!」
と親に訴えましたが、その場では無かったので無理な事でした。
それだけで済めば良かったのですが、その日からまた犯人と遭遇するかもしれないというストレスからか、パニック症状を引き起こしてしまったのです。

女の子はその後、何年もパニックの症状に苦しみました。

日本では性犯罪の刑は欧米と比べてかなり軽く、再犯率が高いそうです。
私は日本も欧米のように被害者の人権に配慮した、適切な刑の執行を考える必要があると思います。

 

精神障害に使われる薬の事
平成12年(2000年)に認可された「パロキセチンSSRI」系は、「パニック障害に80%以上の効果あり」と宣伝されていました。
平成15年(2003年)にその薬は突然、「18歳未満発売禁止」になりました。
なぜでしょうか?薬の副作用で自殺者が多いためだとか…

社会がもっとこの問題に取り組み、正確な知識を広める事が必要な気がします。